2007-08-28

いつも Nikon がいた


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敬愛する光学機器メーカーの中でも日本を代表するひとつ、ニコンが創立90周年だそうです。

精密機械といえば時計・カメラと呼ばれていた時代、ドイツやスイスの名だたる名門の中で、ニコンが世界に向けて「精密機械技術は日本」という最初のアピールとインパクトを与え、以後は日本メーカーも世界の市場で台頭してきました。

1917年に日本光學工業が誕生し、数々の歴史的カメラとレンズを産み出してきたニコンですが、世界中で今のように「カメラと言えばニコン」と言われるのは第二次大戦後です。
1950年、米LIFE誌のHank Walker氏がとニッコールレンズを持って朝鮮戦争に取材にいき、その後 New York Times 誌でその性能の高さをレポートしたことからニッコールとニコンの高い技術力が評価され、高性能レンズの代名詞的な存在となりました。
その後、1970年代にポール=サイモンが楽曲「僕のコダクローム」の中で、『~ナイコンのカメラを手に入れたんだ』と歌詞に入れるなど、ニコンは高性能カメラとして一躍広まったそうです。

1980年には今の電子時代を支えるCPUなどのマイクロプロセッサを製造するための中心的な装置、LSI製造用ステッパーの日本初となる NSR-1010G を発表、さらに同年には Nikon F3 を発表し、米航空宇宙局 NASA に宇宙で使用できる F3 を納入、以後 NASA のカメラはすべてニコンが提供しています。
そして1999年には、他社が数百万円という高価なデジタル一眼レフカメラを販売していた中、より高性能で100万円を切る Nikon D1 を発表し、フィルムからいよいよデジタルカメラ時代への幕開けとなります。
2007年に全世界でニッコールレンズ4000万本を達成、90周年のメモリアル的なエポックメイキングカメラ、Nikon D3 と Nikon D300 を発表したのです。