景勝地に行くと結構な確率で写真を撮っている方と遭遇する。
意外なのは、年配の人が35ミリのデジタルカメラを使っているのに、30代前後の人に少なからずフィルムカメラを使っている人が多いこと。
時間が勿体無いと思うような年代のほうが、じっくりと腰をすえてフィルムで一枚一枚を撮影している。
中でも中判が多く、CONTAXやPENTAXが多い。
また、日の出や雲海といった自然相手の撮影でも、ちょっとでも天候が悪いと「こりゃ駄目だ」といって年配の人はそそくさと帰ってしまうが、若い人は、絶好のタイミングでなくとも発想を働かせてファインダーを覗いている。
そして経験的には普段人が撮らないシーンで撮ると、案外ユニークでフォトジェニックなシーンに出会う事も多くあるように思う。
自然や風景撮影は、まさに根気比べだ。