2011-08-06

Wish for abolition of nuclear weapon


今年の原爆記念日は、核テクノロジー、とりわけ放射能汚染という意味で東日本大震災と重なる部分もあった。実際、広島からも多数の医師や研究家、専門家たちが被災地で調査や援助で活躍している。

原爆の影響は、広島に住むとよくニュースで報道されている。一般的には被爆直後の熱線による被害のほか、直後に浴びた大量の放射線によって、数日から数年で死に至るケースが注目されているけど、実際には数十年単位で影響が出ている。事実、わずかに被曝して50年経過して白血病を代表とする多くの病気が発症している。

今の政府や政府にくっついている専門家は「ただちに影響はない」と言う。
たしかに「ただちに」影響はないが、ただちに影響がないからといって、浴び続ければそれは、数十年経ってから死に至る病をもたらす。
それを広島で学んだはずなのに。

(写真は原爆投下60周年時のもの)