2005-09-25

現像の愉しみ


develop a RAW picture, originally uploaded by Giyu (Velvia).

デジタルカメラになって、今までの銀塩で使ってきたフイルムはなくなり、その場ですぐに撮影した写真を見れるようになったものの、一眼レフや一部のコンデジは、銀塩で謂う処の現像を使うことができる。デジカメも、フイルムのようにデータ化された画像はCCDやCMOSなどのベイヤー配列と呼ばれる電気信号データ(RAW) にまずなって、それから現像を行ってJPEGなどの画像ファイルとなるわけです。現像する必要のない(あるいは現像ということが出来ない)デジカメも、カメラ内部で自動的に現像してます。

最近のデジカメは2.5インチの大きな液晶モニタで撮影した画像を確認できるものの、実際はいちいちモニタで確かめていたら撮影は間に合わないし、明るい環境光の下では全体の写真イメージや精密な描写はほとんど確認できない。パソコンにインポートして見て、はじめて撮影した写真がどんな具合か判ることがほとんど。いまだ銀塩から離れられないカメラマンが稀にいうように、「やっぱりすぐに見れるより、現像するときまで巧く撮れたか判らないほうが愉しみがある」というような点は、実際使ってみると、フイルムとほとんど変わりがないように思える。デジカメの液晶は銀塩でいえば「頭の中にあるイメージどおりの写真がおおむね期待どおりか確認できる」といった程度。あの、小さな液晶で写真の善し悪しが判断できると言ってるようならば、よほど「適当に」写真の成功と失敗を判断しているようなものだ。私感ではデジカメになっても、現像したときのワクワク感は変わらない。