先日、ほとんど報道されておらず、表ではジーコジャパンのサッカーがやっている中、その裏で最高にスリリングでカーリング史に残るような素晴らしい試合をカーリング日本チームがやっていた…と、その興奮ぶりを書いたが、今日もイタリア戦で、終始リードされていた中、小野寺さんが最高のショットでラスト第8、第10エンド、見事にイタリアを破った。常に崖っぷちのカーリング日本チーム。しかし、今の実力はワールドクラスに間違いない。惜しまれるのは、最初の3試合にそれが出なかったことだ。
で、前回も書いたが、放送中の解説の人が素晴らしい。カナダ戦でも最後はその素晴らしい試合に感動し、涙した解説の人。実は、結構有名な人らしい。
というのも、下記の記事を見つけたから。
記事 【躍進カーリングの隠れた「傑作」】
今日のイタリア戦でも、“解説の人”こと、小林さんは最後の勝利の瞬間、実況の人より遥かに大きい声で、「よしッッッ!!!!」と震える声で叫ぶ。その後は、涙声で「素晴らしい」と日本チームを賞賛した。
単にその苦しい試合を見事に勝利した日本に、熱いものがこみあげる中、小林さんの「熱い」声で、より一層こちらが泣けてしまう。
とにもかくにも、今言えるのは今回のトリノで最も感動できるのは、このカーリングだと確信できる。アテネでいえば、女子棒高跳びのイシンバエワを思い出す。アテネは競技場を埋め尽くした観客との一体感と、イシンバエワがギリギリのところでクリアした瞬間の感動、そしてワールドレコードが出たときの歓声。そんな感動シーンのバックヤードに、今回のカーリング日本チームの死闘と、解説の小林さんの熱い想いが重なるのだ。
ちなみに、カーリングもアテネも、幸運なことにすべて「ライブ」で見れた。ここには、ダイジェストや録画では絶対に味わえないスポーツの真骨頂がある。
そういえば、この感動を人に言うとき、思わず熱く語ってしまって涙ぐみそうになるので注意。